EDを救う最良の“治療薬”…思わずニンマリ

「笑い」がED(勃起障害)を改善することがある研究でわかった。今回はアトピー性皮膚炎でEDを合併している人が対象だが、健康な人にも応用できる可能性が十分アリ、という。「最近奮わない」人も思わずニンマリ!?

 守口敬任会病院(大阪府守口市)アレルギー科の木俣肇部長らは、同科に通院中のアトピー性皮膚炎の患者(成人男性)36人に、パートナーと一緒にチャプリンやミスタービーンといったコメディー映画を3日にわたって鑑賞してもらい、EDの改善度を調査。比較として天気予報を見てもらうという実験を行った。

 その結果、コメディー映画を観た時にはEDを判定する指数が下がり、患者自身の満足度も改善していることが分かった。

 そもそもアトピー性皮膚炎の患者の中に、心因性のEDで悩んでいる人が多かったことからこの実験を思いついたという。

 「アトピー性皮膚炎でストレスのたまりがちな患者さんに、楽しい映画で笑ってもらうことが目的。でも実際、血液検査では男性ホルモン(テストステロン)の値が上昇し、逆に女性ホルモンは低下していた。心因性EDの改善は一時的で、完治するものではないが、長い人では4日ほど効果が持続した人もいた。アトピーの患者さんのみならず健康な人でもEDが改善するようだ」と木俣部長。

 「笑う」行為が、なぜ病気の諸症状を改善するかについての解明はこれからだが今、様々な実験が行われ、いろいろな病気で実績をあげている。

 木俣部長も、実際にアトピー性皮膚炎の治療にコメディー映画観賞などを取り入れ、効果を上げ、2001年にはアメリカ医師会誌(JAMA)に紹介されたことがある。今回の結果も、近く医学専門誌(電子版)で掲載される予定だ。

 それにしても、「ED」と「笑い」。ある調査では、1週間に1度も声を出して笑うことがないという男性が2割もいたことが判明している。元気がなくなる前に、日ごろから笑顔をお忘れなく。

 【認知症にも効果】

 「笑い」は認知機能とも関連が深いことが分かっている。

 大阪大学大学院の大平哲也准教授(公衆衛生学)は、大阪府内のある自治体で循環器健診を受けた男女に笑いの頻度と認知機能に関する調査を実施。

 回答を得た2471人中、声を出して笑う頻度が「ほぼ毎日」という人に比べて「月に1−3回」、あるいは、それ以下(ほとんど笑わない)という人は、認知機能の低下が約1.37−2.48倍高いことがわかった。

 大平准教授は、「日常で声を出して笑う頻度は、認知機能の低下と関連する可能性がある。一方、笑う頻度は日常生活における外出頻度の減少や、社会的ネットワークの低下と強い関連が認められた。今後、さらに日本の地域によって違いがあるかなどを詳しく調査していきたい」と話している。

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